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【Angellir連載企画】美と健康と幸せを得る断捨離ヨガ 第4回 断捨離ダイエット

最終更新日:2022年2月5日 | 公開日:2021年7月29日

ぽってりお腹の贅肉は、収納術のラックやカラーボックスと同じです

断捨離とは、「物との関係を問い直し、必要か不必要か、意図的に選択し決断する、洗練された出し方」と、やましたさんは言います。一方、収納術とは、限られた空間にラックやカラーボックスを設置し、散らばった物達をそこに入れ終わるまでのストーリー。このまま美しい状態をキープできればいいですが、時間の経過と共に、しまった物を必ず人が出し入れします。結果、以前よりも散らかってしまうなんてことも……。
「これはウエストの脂肪と同じ。排泄が滞ることで、毒がまわらないように脂肪というカプセルが、お腹のまわりにまとわりついてしまい太るのです。このカプセルの役割が、収納術ではラックやカラーボックスなのです」と、やましたさん。
私達の体につく贅肉は、出しきれていない体にとって「余計な物」なのです。おうちにも、体にも、入れるのは得意だけど、出すのが苦手な現代人。おうちにいる時間が長くなったのなら、これ幸いと今一度、自分と物との関係を問い直し、余計な物、不要な物は、意図的に住まいから「出す」ことを決意しましょう。
住まいは人間の入れものである「空間」であり、体は命の入れものである「空間」と、「住まいと体」は相似関係にあります。物との関係性を問い直し、どんどん出すことによって、心身もスッキリしだすことでしょう。ぽってりお腹への意識が、変化しだすことでしょう。

「命のセンサー」で食べたい時に、食べたい物を、食べたいだけ食べてOK

食べたい時に、食べたい物を、食べたいだけ食べてOK! なんて言われたら、爆食いしちゃいそうになりますが……。実はこの言葉の本質は、そういうことではありません。
「今これを、今この時、今この場で食べる。という判断が、私達の命のセンサーがピカピカならできるのです」と、やましたさんは言います。
命のセンサーがピカピカな状態というのは、心身ともに健康で、体が正常に機能し、体の欲する物と量がわかっている状態のこと。ところが不健康であったり、何かしらの歪みや滞りがあったりすると、その機能は正しく作用しません。それにより、ストレスで食べ過ぎたり、飲み過ぎたり、同じ物ばかりを食べてしまったり……。
また、どんなに美味しく栄養があるものでも、もったいないからと、食べてしまっては、薬が毒になり、「体がゴミ箱」になってしまいます。そんな時は、命のセンサーが鈍り、間違った判断をしている状態。自分の食べ方が間違っている状態です。体の中に余計な毒を捨てるくらいなら、「食べきれなくてごめんね」とゴミ箱に食べ物を捨てていいのです。
命が持っているこのセンサーのことを、ヨガでは「内在知」と呼びます。「内在知は、内在する知恵(センサー)。自分自身にとっての適量・適質を感じられるセンサーです。すべての人に内在知が備わることを、本来誰しもが知っているのに、無視している状態」と、やましたさん。
普段、断捨離をして、物や食べ物との関係を問い直すことは、内在知のサビ落とし。どんどん命のセンサーを研磨し、食べたい時に、食べたい物を、食べたいだけ、を判断できる体へと改善していけるのです。

食べ物に「良い・悪い」はない。自分に合った食べ方の選択を

メディアには様々な食べ物に関する情報があふれていて、「血液サラサラ効果にはコレ」「代謝を妨げるのはコレ」というかたちで、食べ物を「良い・悪い」で扱っていますよね。しかし、「体に良いからといって、そればかり食べていればいいというわけではないですし、悪いからといって、口にしてはいけないというわけではないはずです」と、やましたさん。
自分の外側にある「食べ物」を対象にして、簡単に「良い・悪い」と判断しがちな私達。
「食べ物だって、もともとは命。クッキー一つにとっても、小麦やバターなど、植物や動物の営みをいただいて成り立っています。それを、この食べ物は悪いとしてしまうのは、とんでもないことだと思います」と、やましたさんは、食べ物そのものには「良い・悪い」はなく、問題のほとんどは、「食べ方」だと言います。
「内在知」が、私達人間には備わっています。自分のセンサーが間違っていることに気づき、自分の体に合った食べ方を選択していきましょう。断捨離を続けることで、「腹八分目で自然と止まるようになった」「ジャンクなお菓子や食事が減った」「素材の味を感じるものを選ぶようになった」など、自然と体思いの食生活へと改善していく方々が多いようです。お腹という空間も、部屋という空間も、いっぱいにしてしまったら、苦しいばかりですからね。
「食べ物は足りないくらいがちょうどいい。多過ぎたら食べ残すのは自然なこと」と、食習慣の本当の意味での断捨離は、良い悪いと判断して食べ物を断つということではなく、食べ残しを捨てるということでもなく、食習慣の観念を入れ替えることだと、やましたさんは教えてくれました。健康で「ごきげん」な心身が私達人間のデフォルト。足りないくらいの食事が、「ごきげん」な軽やかさをつくるのです。

おデブを呼ぶストレスを「断捨離」の引き算で解消

「目一杯ポテトチップスを食べたい」という時。食べたがっているのは、実は体ではなく「思考」で、日々のストレスに食べさせられていると、やましたさんは言います。この食べさせられた物と対峙して、食べる度に自分の体に入れる物を、意図的に選択することが、断捨離ダイエット。
これを重ねるうちに、だんだんストレスが選んでいたものを選べなくなり、自分の体に最適、適量の食べ物を選択できるようになっていきます。さらにストレスへの反応が変わり、閾値がUPしていきます。住まいは人間の入れ物である「空間」、体は命の入れ物である「空間」。空間は時間と人ありきで機能します。「せまいな、窮屈だな」と空間に物を詰めこみ過ぎているのと同様に、「忙しいな」という時は、時間に様々な物を詰めこみ過ぎています。
断捨離で、物を自らの意図で選択し、出す決断していると、次第に「俯瞰で問題を見られ、問題を問題と思わない余裕が生まれます。引き算の断捨離を行うことで、出来事と反応の間に空間ができるのです」と、やましたさん。引き算するクセがつくと、「いらない問題=ゴミ」との距離ができ、無意識に入れこみ、自分と一体化していたことに気づけるようになるのです。
「あの人はキゲンが悪いだけ。自分のせいじゃない。近づかないでおこう」というように、降りかかる圧力や重力に取りこまれなくなるというのです。様々な物が詰めこまれた時間も、最適で適量に整っていき、食べ過ぎの原因であった、ストレスも解消されていくことでしょう。
「不要、不適、不快」な物を取り除くことで、「忙しい」「疲れた」と口にしなくなり、空間に余地が、時間に余韻が生まれます。さらに余韻がある所作ができる余力も生まれます。空間を引き算することで、「余地、余韻、余力」の取り戻しをしているのが断捨離です。スッキリと空間を洗練させていくことで、ノンストレスで豊かな人生をクリエイトしていけるのです。

<実践「断捨離ヨガ」> 断捨離ダイエット・腰周りがほぐれるポーズ

始める前に、「体への挨拶のヨガ」(第1回記事参照)をやってから、このポーズを行っていきましょう。断捨離ヨガは体との対話、コミュニケーションです。

  1. 1)横向きに寝て、両腕を向いている側に伸ばして置き、両手の平を合わせます。上側の足は曲げ、膝を床に着けます。下側の足はまっすぐ伸ばし、つま先を立てて床に着きます。
  2. 2)重なる上にある腕を、息を吸いながらゆっくりと上げていき、弧を描きながら、横を向いている逆方向床へ、息を吐きながらゆっくりと着地させます。
  • *断捨離ヨガのポーズは天と地と人を結ぶ、陰陽バランスが整い、体が統合されるポーズです。
    上へ上へと太陽に向かう時は「吸い」、下へ下へと大地へ向かう時は「吐き」、体を統合していきます。
  • *伸ばすのではなく、自然と「伸びていく」、ほぐれるのではなく、自然と「ほぐれる」のが、断捨離ヨガ。肉体の制限を外していくのではなく、「外れる」という感覚を味わいましょう。

やましたひでこ/一般財団法人「断捨離®」代表。ヨガの行法哲学「断行、捨行・離行」に着想を得た「断捨離」を日常の「片付け」に落としこみ、誰もが実践可能のメソッドとして構築。全国各地をセミナー・講演を行うなか、TV、新聞、雑誌、ラジオなど、多様なメディアを通して活動を展開。著書の累計販売部数は500万部を超える。

イラスト/和全 撮影/松本裕之 取材・原稿/竹中章恵

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