【Angellir連載企画】心と体のヘルシーライフ 第3回 毎日が幸せになる「寝たまま瞑想」
最終更新日:2024年9月2日 | 公開日:2021年8月25日
目次
始まりの朝→目をあける前に「寝たまま瞑想」を
どんな朝を過ごしていますか? いつも起きるのがギリギリでベッドから飛び起きている人は、実のところ損しているかもしれません。夜の睡眠時間は、脳と心身がデトックス&リフレッシュされる時間。夜を越えて迎えた朝は、「脳も心身もリフレッシュされた貴重な時間」なのです。どさくさにまぎれて、昨日の続きをやっていてはもったいないです。少し余裕を持って起きて、「新しい朝」を迎えましょう。「始めよければ終わりよし」という言葉があるように、なにごとも「始め」が肝心。そこで、「体と心を幸せに整える達人」佐野先生の毎朝の習慣、「寝たまま瞑想」をご紹介します。
朝の寝たまま瞑想
- 1)ふとんのなかで心身が起き始めたら、目を閉じたままキープ。
- 2)ゆっくり吐いて、ゆっくり吸う、深呼吸をくりかえす。
- 3)2)の深呼吸と共に手足をブラブラふりながら脱力。
- 4)頭の先から、足の先まで、新鮮な空気で満たすイメージを。
- 5)全身がリラックスしたら、今日一日をあらかじめ設定。
□「どんな幸せな気分で過ごしたい?」かをイメージ。
□今日一日のスケジュールを確認。
□一日のスケジュールの優先順位をつける。 - 6)5)までが終わったら、はじめて目を開ける。
「寝たまま瞑想」で「フラットな私の体」と出会う
普段気にかけていなかったかもしれませんが、「朝の寝たまま瞑想」により、朝の自分の体の状態を知ることができます。それは朝一の「フラットな私の体」と出会うひととき。
深呼吸と一緒に、両手両足から全身を脱力し、「これが自分の体のフラットな状態なんだ」と認識しておきましょう。毎日続けることで、「今日は少し重いな」「今日は調子がいいな」など、体の変化に気づけるようになります。毎朝、自分の体と語り合うように「寝たまま瞑想」をすれば、ラクな自然体で、自分らしい一日のスタートを切ることができます。
「あらかじめ一日を設定する」ことで時間のリーダーシップをとれる
「TIME IS LIFE。どんな時間を過ごすかによって人生は決まる」と、時間をとっても大切にしている佐野先生。「あれやらなきゃ」「これやらなきゃ」と、時間に追われがちな私達。「朝の寝たまま瞑想」で、あらかじめ一日を設定することで、追われていた時間を、自分がリードできるようになります。
あれ、これと「予定軸」「他人軸」で時間に振り回されていたのをいったんストップ。「自分軸」で優先順位を決めた予定を時間に割り当てましょう。人生の主人公は時間でもなく、予定でもなく、他人でもなく、「自分」です。唯一無二の自分が選んで刻む時間が、幸せな人生を創りだします。だからこそ、条件や制限よりも、幸せになれる選択を。
「健康が欲しい、美が欲しいという、望みのゴールは常に幸せでしょう」と佐野先生。時間をリードする意識で、「幸せな一日」をあらかじめ設定しましょう。また、佐野先生には、「寝たまま瞑想」の後、起き上がってからも、やっている幸せな習慣があるそうです。
窓を開けて〜自然を感じる時間で幸せ
佐野先生が起き上がってはじめにやることは、「窓を開けること」。注ぎこまれる日の光は、心身にとって大切なエネルギー。フレッシュな朝の空気を取りこむ時間をもちましょう。鳥のさえずりが聞こえてきたり、花や木々の漂う香りにうっとりしたりと、自然を感じることができます。
「ゆったり」と一日のスタートの朝に自然を感じることは、「心を豊かにする」と佐野先生は言います。余裕がない朝から始まる一日は、バタバタで終わり、味気のないものに……。心豊かにスタートを切った朝には、自ずと余裕が生まれます。そうなると、設定した一日以上の素晴らしい出来事やチャンスがやってきます! 日々、新たになる心身と意識的に向き合う豊かな時間が、幸せを吸引できる自分に育ててくれることでしょう。
水を飲む時間でデトックス→めぐる体へ
病気に嫌われる人の行動として、「朝コップ一杯の水を飲む」という話を聞いたことがありますが、その言葉は本当のようで、佐野先生も必ず毎朝、水を飲んでいます。
寝ている間にかく汗などにより、失われた水分を補給するためにも、朝起きて水を飲むことはとても大切。また、全身の6割をしめる水分は、言わば自分の6割にあたるもの。自分を大切にする上でも、上質な水を飲むように心がけましょう。朝の水分補給は、美と健康の強い味方。体内の余分なものをデトックスしてくれ、一日の代謝を高めてくれます。代謝アップにより、肌の調子も良好になり、疲れにくい体へなっていきます。
水を飲んだ後、先生はストレッチや太極拳などの軽い運動もされるそうです。時間に余裕がある時は、ストレッチや通勤前の散歩をすることもオススメです。
終わりの夜→眠りに入る前に「寝たまま瞑想」を
一日を過ごした夜、また朝にやった「寝たまま瞑想」で締めくくることで、幸せに一日を終えることができます。スマホをいじりながら寝るなど、「〜ながら寝ること」は、一日を完全にリセットできない上に、眠りも浅くなります。眠る前の「夜の寝たまま瞑想」で一日を完全にリセットし、安眠へと誘う準備をしましょう。
<夜の寝たまま瞑想>
- 1)ふとんのなかに入ったら、ゆっくりと目を閉じる。
- 2)一日の疲れを全部出すつもりで、ゆっくりと吐く。
- 3)一日の疲れを全部癒すつもりで、ゆっくりと吸う。
- 4)深呼吸をくりかえして手足をブラブラふりながら脱力。
- 5)頭の先から、足の先まで、癒しの空気で満たすイメージを。
- 5)全身がリラックスしたら、今日一日を振り返る時間を。
□今日あった良いことは?
□今日あった変化や進化は?
□なにが嬉しかった? 楽しかった?
その日あった、喜びや進化を感じて味わうひとときを。 - 6)たとえ終わっていないことがあっても「おしまい」と一日を終える。
「夜の寝たまま瞑想」で「今日の体をチェック」
「寝たまま瞑想」で、頭の先から足の先まで呼吸を送って脱力することで、一日を終えた体の状態を知ることができます。「肩が重いな」「右手が疲れているな」など、自分の体を観察しましょう。その状態から一日を思い返して、原因に気づければ、大切な自分をサポートできる改善策もやってきます。例えば……。
- □「全身がだるいな」→仕事中に定期的に休憩をもうけよう。
- □「肩が重いな」→姿勢を正そう。
- □「右手が疲れているな」→カバンを持つ時に右だけでなく左も使おう。
- □「ぼっこりお腹が気になるな」→食べる量や質を見直そう。
など、様々なことに気づけることでしょう。また日々の自分の体のチェックは病気の予防にも繋がります。体の不調が緩和されることで、自然と心も満たされ、自分を大切にすることへと結びつきます。
夜は美しい肌や体を育む時間→新しい朝に成果を実感して幸せ
睡眠時は心身がリフレッシュされ、健康的な肌づくりやボディメイクにも最適な時間です。「体を締めつける物を身に纏うことで、呼吸は浅くなり、寝づらい状態になります」と、佐野先生。締めつけのないノンワイヤーのナイトブラなら睡眠を邪魔しないため、体にとって贅沢な睡眠時間にバストケアが叶います。
また寝ている間に、むくみ防止などの「ルームソックス」などを味方につけて、一日の足の疲れをとり、スッキリした足へとケアすることも可能です。お楽しみは次の日の朝。夜に仕こんでおいた成果を、洋服を着替える前に、鏡の前でチェックしましょう。大切なのは、「今日はどうかしら?」とワクワクとボディチェックを楽しむこと! 日々の成果にときめきながら、「優しい目でボディチェック」をすることで、「女性ホルモン」が分泌されます。
「女性ホルモン」は、しなやかなボディラインをつくり、肌や髪のツヤや潤いをつくる、女性にとっては美のプレゼントのようなホルモン。「肌ふんわり」「胸の谷間ができてきたな」など、良くなっている部分に目を向けて「成果」を実感しましょう。欠点ばかり探してネガティブになると、女性ホルモンが活性化されるチャンスを逃してしまいますよ!
佐野正行…医師、医療相談専門医、森林医学医。西洋医学と東洋医学を融合した医療を施行。身体と心を整え、幸せな人生を、健康に、その人らしく過ごすサポートを行っている。ナチュラルクリニック代々木・医師。医師も学ぶ「本物を知る学校」マーキュリーアカデミー校長。漢方養生学研究会・会長。予防医学・代替医療振興協会 学術理事。「わたし時手帖」(KADOKAWA)を監修し、「体こころ整うラボ」をスタート。心身のバランスが幸せに整う情報を発信中。
*ベストエイジング通信メルマガ…https://maroon-ex.jp/fx280801/bHAHe0
*体こころ整うラボHP…https://www.karakorolabo.com/
イラスト/和全 取材・原稿/竹中章恵
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