ナイトブラは産後でも着けたほうが良い?着けないほうが良い?
最終更新日:2023年12月20日 | 公開日:2020年9月21日
ナイトブラって産後にも着用した方が良いの? ナイトブラを産後に着用するなら卒乳後のタイミングにしましょう。デリケートな時期でもあるので気を付けるべきポイントもいくつかあります。 とはいえ、ナイトブラは産後のバストにとっても頼もしい存在だと言えるので、正しい知識を持ってぜひ着用してみることをおすすめします。 本日は妊娠中~産後までのバストにフォーカスしてお話して行きたいと思います。
目次
産後のバストに起こりやすいトラブルとは?
妊娠・出産を経て産後によく聞くバストのトラブルには、「しぼんでハリがなくなった…」 「垂れてしまった…」などがあります。できれば、どれも避けたいところですよね。このようなトラブルを避けるためにも、夜のバストケアとしてナイトブラの活用がおすすめです。 この章では、産後のバストに起こりやすいトラブルについてご紹介していきます。
産後のバストによく見られる変化は以下のようなものが挙げられます。
・ハリがなくなる…
・下垂する…
・サイズダウンする…
・デコルテが痩せる…
・バストの左右差や形の不ぞろい…
これらのバストトラブルの原因は、大きく分けると「バストの急激な変化」と「授乳時の負担」が考えられます。
ここからは、産後になぜバストが変化しやすいのかを解説していきます。
女性は、妊娠すると女性ホルモンの分泌量が増加し、授乳期までにバストサイズが1~2カップくらい大きくなります。
しかし卒乳後になると、女性ホルモンが激減し一気にサイズダウンしてしまうのです。こうした身体の変化にバストの皮膚が追い付かず、皮が余ってしまうことで、バストのハリが失われたり、デコルテが痩せてしまうのです。
また、妊娠中や授乳中はバストの重量が増えているため、バストを支えるクーパー靭帯にダメ-ジを与えやすい状態と言えます。さらに授乳時に赤ちゃんが母乳を吸うことで、バストに強い負荷がかかっています。このようにしてクーパー靭帯が損傷しバストを支えられなくなると、さらなる下垂やサイズダウンにつながってしまうのです。
ナイトブラとマタニティブラ・授乳ブラは何が違う?
ナイトブラとマタニティブラ・授乳ブラは何が違うのでしょうか。
ナイトブラは、就寝中やリラックス中の身体の動きに合わせてバストの横流れや型崩れを防ぐバストケアアイテムです。
一方マタニティブラは、バストサイズの変化に対応できるように作られているブラです。というのも、通常のバストは大きくなるとトップとアンダーの差が増えてきますが、妊娠中や産後のバストは母乳を蓄えるために、バストの下半分から脇にかけての部分が大きくなっていきます。そのため、こうしたサイズ変化にも対応できるよう妊娠中から授乳期まで使用できるように作られているのがマタニティブラなのです。
そして 授乳ブラは胸部を露出しやすいデザインのブラです。新生児は2時間から4時間おきに母乳を欲しがるので、この時期は重宝するでしょう。
ナイトブラはバストを支える役割を主としているため、デザインによっては授乳ブラよりも胸を出しにくい傾向も。
普段使いのブラやマタニティブラ、授乳ブラそしてナイトブラには、それぞれ用途や構造の違いがありますので、自分の目的に合わせて着用するようにしましょう。
ナイトブラ選びのポイント(妊娠~産後)とは?
・店頭で買うなら試着をする
・通販で買うなら説明書をしっかり確認する
・妊娠中~産後の着用不可商品もあるためチェック
・肌触りの良いものを選ぶ(コットン推奨)
・妊娠中~産後のバストサイズの変化にも対応できるような伸縮性の高いものを選ぶ
・妊娠中~産後に起こりやすい肩こりにも対応できるような肩紐が太いタイプを選ぶ
・産後はサポート力が高いものを選ぶ(脇高&パッド入り&サイズ調整可能)
ナイトブラ着用開始のタイミングは?(妊娠中~産後)
・妊娠中の人は「今すぐ」でOK
・産後は「卒乳後」でOK
産後(卒乳後)時間が経ってしまっていても大丈夫!今からでもナイトブラの着用で正しいバストケアを行いましょう。
ナイトブラ着用で得られるメリットとは?(妊娠中~産後)
妊娠中~産後はバストサイズが変化する事も多く、型崩れやサイズダウンをナイトブラでしっかりとサポートする事が大切です。
・産後に元のサイズに戻ったバストを、ナイトブラを着用しているときに正しい位置で固定&キープしてくれる
・妊娠中~産後のデリケートなバストや体調も着心地のよいナイトブラが優しくサポートしてくれる
ナイトブラを産後に使用することで得られる嬉しい効果とは?
・クーパー靭帯が損傷するのを防いでくれる
・下垂したバストを正しい位置に補正してくれる
・背中や脇などに流れていた脂肪をスッキリとさせてくれる
・バストを程よくホールドすることで安定感が得られ安眠効果が期待できる
・冷えを改善してくれる
ナイトブラを産後に使用することで、このような嬉しい効果をもたらしてくれます。産後から卒乳後にかけてバストの大きさは目まぐるしく変わっていくため、ハリが失われる方も多くなります。授乳をすることによって、ある程度クーパー靭帯が傷ついてしまうのは仕方のないことですが、そのまま放置しているとさらにバストの形が悪くなってしまう可能性があります。
そこでおすすめなのがナイトブラで産後のバストケアをすることです。ナイトブラを着用して、バストを正しい位置に補正しましょう。
ナイトブラを産後に着用する際の注意ポイント
ここまで、ナイトブラを産後に使用することで得られるメリットや嬉しい効果についてご紹介してきました。妊娠中や授乳中は赤ちゃんを育てる大切な時期。その時期に間違ったナイトブラの着用をしていると、ママの身体にも大きな負担がかかってしまうことも。ここでは、ナイトブラ着用時に注意したいポイントについてご紹介します。
サイズが合わないと感じたら買い替える
妊娠中や授乳中は、バストサイズが大きく変化します。ナイトブラを着用してみて、きついなと感じるなら、無理せず着用をやめましょう。女性の身体は妊娠中や授乳中以外にも、生理中でもバストの変化が起こりやすくなっています。サイズが合わないと感じた場合には、新しく買い替えることをおすすめします。ここで大切なことは、ナイトブラを買い替えるタイミングや、新しく購入する際にも必ずサイズを測り直すということです。
現在では、幅広いサイズ展開をしているメーカーもあるため、自分に合ったサイズを取り扱っているナイトブラを選ぶと良いでしょう。また、購入直後なら、着用してもサイズ交換ができるメーカーもあります。購入時にはアフターフォローが充実している所を選ぶこともポイントです。
苦しいと感じるほどの締め付けは避ける
ナイトブラを着用してみて、想像よりも締め付け具合が苦しいと感じてしまう場合、すぐに着用をやめましょう。強すぎる締め付けは、バスト周辺の血液の流れが悪くなるだけでなく、肩こりや呼吸のしづらさにもつながってしまいます。特に妊娠中や授乳中に着用すると、乳腺炎などに発展する可能性も。ナイトブラでバストを整えたいはずが、圧迫されてかえって型崩れになってしまっては本末転倒です。自分がリラックスしている状態で違和感がない程度の締めつけ感を意識するようにしましょう。
ナイトブラは毎日洗濯する
妊娠中は肌が敏感になりやすく、寝ている間に汗をかいて汚れてしまうことも。また産後の授乳期間中は赤ちゃんが肌に触れることも多くなります。ナイトブラも普段から使用している下着のように、毎日洗濯して清潔を保つようにしましょう。そのため、毎日の洗い替え用として2~3枚は手元に置いてあると安心です。まとめ買いで価格が安くなるナイトブラもあるのでチェックしてみると良いでしょう。 ナイトブラの洗濯方法ですが、合成繊維を使用しているナイトブラなら、洗濯機もOK。購入前に洗濯機で洗えるかどうかも調べることで、毎日のお手入れが楽になります。ただし、洗濯機がOKでも、乾燥機は絶対にNGです。生地が縮んでしまうので、必ず干して自然に乾かすようにしましょう。
ナイトブラQ&A(妊娠中~産後)
①夜用のナイトブラですが昼にも使って良いの?
→答えはNOです。
夜の寝ている姿勢のバストを支えるために作られたナイトブラは、昼の起きている姿勢のバストを支える仕組みにはなっていません。昼用兼用のナイトブラも存在しますが、基本的には昼には昼の夜には夜のブラを着用することを推奨します。
②マタニティブラとナイトブラの違いとは?
→マタニティブラは授乳目的のブラでナイトブラは夜のバストを補正するためのブラです。
授乳期はカップをめくるだけですぐに授乳できるマタニティブラを着用し、授乳が終わったらナイトブラへとシフトすることをおすすめします。
③ナイトブラだけでバストケアはOK?
→できることなら他のバストケアも並行して行うようにしましょう。食事や飲み物などを工夫して栄養面を考えてみたり、ツボ押しやマッサージ、ストレッチや筋トレ、サプリやクリームなど、様々なバストケア方法がありますので、簡単に出来るものから少しずつ始めてみると良いでしょう。 いかがでしたか?
妊娠中~産後は、バストも目まぐるしく変化していくデリケートな時期です。
まとめ
産後のナイトブラ事情についてご紹介させていただきましたがいかだでしたでしょうか?
産後に適切な選び方を参考にナイトブラの着用で妊娠中~産後のデリケートなバストをぜひ優しくサポートしてあげてくださいね。