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ナイトブラはどうして必要?クーパー靭帯への影響は?

最終更新日:2024年9月6日 | 公開日:2020年9月17日

ナイトブラをつける理由で一番大切なことは、バストの垂れや型崩れに影響するクーパー靭帯の伸びや切れを予防してくれることにあります。ナイトブラは、寝ている間のクーパー靭帯へのダメージを防いでくれるので、美しいバストを保つためにも着用して寝ることが必要となってきます。

クーパー靭帯とは?

クーパー靭帯について

クーパー靭帯とは乳頭、大胸筋、皮膚とつながったコラーゲン繊維で形成されている結合組織のことです。バスト全体を包み込むように張り巡らされて、乳腺や脂肪を吊り上げるように支えています。クーパー靭帯は損傷しやすく伸びたり切れたりすると元には戻りません。ですので、クーパー靭帯が伸びたり切れたりしないように予防することが大切になってきます。

クーパー靭帯の役割

バストの組織であるクーパー靭帯には、どのような役割があるのでしょうか。私たちのバストは、ろっ骨を守る形で大胸筋が広がっており、その上部に乳房があります。クーパー靭帯は、肋骨・大胸筋の土台部分と乳房をつなぐ役割を担っています。つまり、クーパー靭帯の働きによって美しいバストラインを保っているのです。

しかし、残念ながらこのクーパー靭帯は鍛えることができません。そのため、一度伸びたり、切れたりしてしまうと、元に戻すことはできないのです。

クーパー靭帯が切れるとどうなる?

ここでは、クーパー靭帯が切れた時に、どのようなことが起きるのかについて見ていきましょう。
繰り返しになりますが、クーパー靭帯は一度伸びたり切れたりすると、元の状態に戻ることはありません。こうなってしまうと胸が下垂し、バストの形が崩れてしまいます。

クーパー靭帯が切れているサインとは?

クーパー靭帯の状態を確認することはできるのでしょうか?結論からお伝えすると、クーパー靭帯が切れているかを確認することは難しいでしょう。というのも、クーパー靭帯が切れたとしても、痛みが生じることがないためです。

ただし、以下のような現象が見られた場合には、クーパー靭帯が伸びたり切れたりしている可能性があります。

・バストトップが下がった…
・デコルテ周りのボリュームがなくなってきた…
・バストのたるみが目立ち、形が変化した…
・離れ乳になった…
・ブラジャーがバストの形と合わなくなった…

切れたクーパー靭帯は再生する?

先ほどもお伝えしましたが、一度クーパー靭帯が切れてしまうと、その後に再生することはありません。そのため、胸の形が崩れたり下垂を防ぎたいという人は、クーパー靭帯を鍛えるのではなく、保護することが大切になります。そのため、まずは上記でお伝えした、クーパー靭帯が切れる原因を理解して、事前に予防することが大切です。

クーパー靭帯が切れる原因とは?

ここでは、クーパー靭帯が切れる原因をご紹介します。

ブラジャーを着けていない

ノーブラ

日常的にブラジャーを着けていない人は、クーパー靭帯が切れやすいので注意が必要です。家にいる間はブラジャーを外している、夜寝ている間にブラジャーを着けていないなど、ブラジャーを着けていない時間が長ければ長いほど、クーパー靭帯には大きな負担がかかってしまうのです。もちろん、ブラジャーを着けているとストレスを感じてしまうこともありますが、バストの下垂を防止したいという人は、なるべくブラジャーを着けている時間を長く保ちましょう。また、就寝中もナイトブラを着用して、バストを保護することをおすすめします。

ブラジャーの着用方法が間違っている

ブラ 持つ

ブラジャーを着用しないとクーパー靭帯が損傷してしまうことが分かりましたが、着用方法が間違っている場合でもクーパー靭帯が伸びたり切れたりすることがあります。例えば、バストを潰す形でブラジャーをつけたり、サイズの合っていないブラジャーを使い続けることで、クーパー靭帯に負担がかかってしまいます。バストの大きさや形は年齢とともに変化していきます。そのため、定期的に下着屋さんなどで胸のサイズを計測し、最適な下着を選ぶことが大切です。

妊娠や出産を経験した

妊婦

妊娠や出産はクーパー靭帯に大きな影響を与えます。妊娠中は女性ホルモンが多く分泌される関係で、バストサイズが大きくなる人が多くなっています。しかし、出産を終えると女性ホルモンの分泌が減少するため、逆にバストは小さくなります。バストが小さくなったとしてもクーパー靭帯は元に戻らないので、胸が垂れてしまうことがあるのです。

加齢による筋力の衰え

加齢

年齢を重ねていくと筋力が衰えていきます。この場合でも、クーパー靭帯が傷む可能性が高まります。バストはクーパー靭帯だけでなく、大胸筋によっても支えられていますが、筋力が低下することによって、クーパー靭帯への負担が増加してしまいます。大胸筋は日常生活で使われにくい筋肉なので、加齢による影響を受けやすいと言えます。ただし筋力の低下を防ぐためにと、間違った方法でトレーニングをすると、バストの脂肪が減ってサイズダウンしてしまう可能性があるのでご注意を。

長時間同じ姿勢を続けている

デスクワーク

近年はデスクワークの増加により、長時間同じ姿勢でい続けるという人も少なくありません。しかし、同じ姿勢、特に悪い姿勢を継続していると、クーパー靭帯に負担がかかります。デスクワークが多い人や猫背の人、スマートフォンを長時間使用する人などは、姿勢に注意して生活することが重要です。


急激な体重変動

体重計

短期間で急激に体重が増減すると、バストの大きさも変動してしまいます。クーパー靭帯は伸縮性の低い組織なので、一度伸びてしまうと、元の大きさに縮んで戻ることはありません。クーパー靭帯が伸び切ったままになってしまい、垂れ乳や離れ乳につながってしまうことがあります。

 

ナイトブラが必要な理由とは?

疑問 ハテナ 女性

クーパー靭帯について、お分かりいただいたところでナイトブラが必要な理由を見てみましょう。

クーパー靭帯によって支えられているバストを守るため

美しいバストをキープするために重要なクーパー靭帯ですが、お伝えしましたように、寝るときにノーブラだったり、普段の生活や加齢で伸びたり切れたりする可能性があります。先ほどもご紹介しましたが、切れたり伸びたりしたクーパー靭帯は元に戻らず、修復も復元もできません。そこで就寝中はナイトブラでバストを支えてあげる必要があるのです。

就寝中もバストを支えるようにするため

ナイトブラが必要な理由は日中だけでなく、夜の就寝中にもバストをホールドしてあげることが重要だからです。バストにかかっている重力は、日中は下向きですが就寝中は横向きや仰向け、うつ伏せになってしまうと前向きにも負担がかかります。このようにバストはいろいろな方向から負担がかかるため、クーパー靭帯にもいろいろな方向から負担がかかり、引っ張られたりするのでクーパー靭帯が、伸びたり切れたりする可能性が高くなります。就寝中にバストがさまざまな方向へ流れるのを防ぐためには、バストをあらゆる方向から固定してあげることが重要です。そのためナイトブラが必要となってくるのです。

まとめ

ナイトブラが必要な理由をお分かりいただけましたでしょうか。ナイトブラを着用して、クーパー靭帯を守りいつまでも美しいバストをキープしたいものですね。さあ、あなたもこの機会にナイトブラで夜のバストケアを始めてみてはいかがでしょうか。

 

 

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