ナイトブラは不要なのでしょうか？

最終更新日：2024年4月26日 | 公開日：2020年8月18日

ナイトブラはデイリーケアに不要なのでしょうか？今やナイトブラを日々のケアに取り入れている方も多く不要なのか、その必要性が気になるという方もいらっしゃることでしょう。実際にみていきましょう。

【ナイトブラは不要？】ナイトブラを寝る時に着用しない人・する人の理由とは？

ナイトブラを寝る時に着用しない派

ナイトブラを寝る時に着用しない派の人には、どのような理由が考えられるのでしょうか。

・締め付け感が気になる

・締め付けが痛い

・ずれて違和感がある

・寝ている間くらいはバストを楽にさせたい

日中、起きて活動している時間帯には、ワイヤーやパッド、パワーネットなどでしっかりとバストの形を整えるためのブラを選んで着用することが多いため、バストを締め付けていることになります。そして、締め付けが強い場合、バスト周りの大きな血管やリンパ節を圧迫してしまうことも。ただ、逆に緩いブラを着用していると、生地の摩擦によって、人によってはかゆみや黒ずみができてしまうこともあるかもしれません。また、寝ている間は、無意識に何度も寝返りをうっているため、ブラがずれてしまうこともありますよね。寝ていれば、ブラがずれてもなおすこともできません。こうしたことを考えると、やはり寝る時には、ブラは着用しない方が良いのでしょうか。

ナイトブラを寝る時に着用する派

そもそも、ブラの役割は、着用することでバストが流れてしまうのを防ぐこと。ブラで固定することでバストの形をキープし、胸が下垂してしまうのを防ぐことにあります。日中、立つ・歩く・運動をするなどの行動によって、バストは下方向だけではなく、左右にも動いてしまいます。ブラを着用することで、これらの揺れからクーパー靭帯やバストの形を守り、支えているのです。では、寝ている時はどうでしょうか。仰向けの状態で寝ると、バストは体を起こしている時に比べて、小さくなり横に広がってしまいます。また、横向きになれば、片側の脇へと流れてしまいます。寝ている時にも、バストは自身の重みでクーパー靭帯に負担をかけてしまっているのです。つまり、寝る時にナイトブラを着用するということは、日中同様、バストが動いて型崩れしてしまうのを防ぐ役割があるのです。

ナイトブラは不要？必要？

この問いに対する答えは・・・「必要」です。本日は、ナイトブラが必要な理由をしっかり理解していきましょう。

ナイトブラが必要な理由とは？

ナイトブラが必要な理由は、以下の３点です。ひとつひとつ見ていきましょう。

・寝ている時のバストを支えて安定させてくれる

・着け心地が良い＝質の良い睡眠に繋がる

・ナイトブラの着用＝スリーピングセレモニー

寝ている時のバストを支えて安定させてくれる

睡眠時のバストは揺れや重力によって想像以上に負担を受けていますが、ナイトブラを着用することでそれらの負担を軽減し、バストの型崩れのなどを防いでくれるのです。

着け心地が良い＝質の良い睡眠に繋がる

ナイトブラは締め付け感があまり強くなく、バストを優しく包み込んでくれる着け心地であるため、リラックスして眠ることができます。

ナイトブラの着用＝スリーピングセレモニー

寝る前の歯磨きやパジャマを着るなどの動作は、無意識のうちに脳の入眠スイッチを入れてくれる「スリーピングセレモニー」となり、安眠へと導いてくれます。毎日の日課としてナイトブラを着用する動作も同様の効果が得られるでしょう。

ナイトブラは子供にも必要？スポーツブラで寝てもいいの？

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昼用ブラで寝ても良いの？

ナイトブラは、その着け心地の良さから昼間も着けていたいと感じる方も多いようです。しかし、この問いに対する答えは・・・「No！」となります。起きている姿勢に適したのが昼用ブラ、寝ている姿勢に適したのがナイトブラ、それぞれ作りが全く異なるからです。

昼用ブラの特徴

・形状
（バストを下から上へ支える、縦の揺れから守る）
・着け心地
（締め付け感やサポート力が強め）
・デザイン
（リボンやビジューといった装飾品が着いているものが多い）
・サイズ
（カップ数＆アンダーで細かくサイズ分けされている）

昼用ブラは、立つ・歩くなどの上半身が起きた状態のバストを前提として作られています。上から下方向への重力からバストを支える構造となっており、アンダー部分にワイヤーなどを使って強度を持たせているのが特徴です。これにより、重力で下に引っ張られるバストを支える役割を担っています。 また、脇や背中のお肉をバストに集めてバストアップして見せる効果や、美しいバックスタイルをキープする役割もあります。

ナイトブラの特徴

・形状
（バストが全方向に流れるのを防ぎ適切な位置で固定する）
・着け心地
（肩紐が太くフィット感が高い）
・デザイン
（睡眠を邪魔する余計な装飾がなく、肌に優しく吸湿性の高い素材を使用）
・サイズ
（ゆったり着用できるようにS・M・Lなど大まかなサイズ展開）

ナイトブラは寝姿勢を想定されており、バストが横や上などあらゆる方向に流れるのを防ぐ構造になっています。

全方向からしっかりとバスト全体を包むようになっており、昼間着けるブラジャーとは機能もデザインも異なり、アンダーの締め付けがゆるいのも特徴です。また、安眠を妨げないよう、華美な装飾が少ないのもポイント。縫い目が少なかったり、洗濯表示タグが肌に当たらないなどの工夫が施されているされているタイプもあります。

つまり、昼用ブラとナイトブラとではそもそもの構造が異なるため、兼用することは難しいのです。そのため、昼と夜とではブラを使い分けることをおすすめします。

どうしても昼間もナイトブラを着けたいなら昼夜兼用のナイトブラがおすすめ！

ナイトブラの着け心地の良さから、昼間もナイトブラを着けていたいという方もいます。そこで、おすすめなのが、メーカーが昼夜兼用として販売しているナイトブラです。昼用ブラよりもホールド感はやや弱い傾向にありますが、リラックスタイムなど、家でゆったり過ごしたいときにおすすめです。また、日中用のブラの締め付けが苦手という人にもGOOD！

Angellirの「ふんわりルームブラ」は昼夜兼用のナイトブラです。気になる方はぜひチェックしてみてくださいね！

ナイトブラの選び方

ナイトブラの基本的な選び方をご紹介します。

自分の身体にピッタリ合ったジャストサイズのものを選ぶ

就寝中のバストをしっかりと支えるためには、ジャストサイズのナイトブラを選ぶことが大切です。自分のバストよりも大きいサイズを着けると隙間ができ、型崩れや下垂につながってしまいます。逆に小さすぎるナイトブラを使うと、胸が締め付けられてその苦しさから睡眠を妨げてしまうことも。こうなってしまうと、ナイトブラ本来の役割がきちんと果たされないことになってしまいます。

ナイトブラのサイズ展開は、S、M、Lのようにざっくりとしています。昼用ブラのように細かくサイズが分かれているわけではないため、ぴったりサイズを選ぶためにはじっくり見極めることが重要です。なかにはカップやアンダーのサイズに合わせて指標を出しているメーカーもあるので、照らし合わせてみると良いでしょう。締め付けの強さは、着用中に息のしづらさや不快感がないか、縫い目などが骨に当たって痛くないかをチェック。ゆるすぎないかどうかは、カップが浮いていないか、ずり上がってこないかを確認しましょう。ずり上がる場合、アンダーが合っていないことも考えられるため、アンダーを小さめにして、カップはふんわりしたものを選ぶことをおすすめします。

基本的にはノンワイヤーがおすすめ

ナイトブラを選ぶなら、基本的にはノンワイヤーがベスト。就寝中のバストを締め付けず、リンパの流れをスムーズにできます。ナイトブラはノンワイヤーであっても、補正力が高くしっかりと就寝時のバストを整えてくれます。締め付けずにしっかりバストを支えるためには、伸縮性のある素材を選ぶとなお◎

布面積が大きいと補正力がアップ

バストを安定させるには、全方向からきちんとバストをホールドできるものがGOOD。どこか1カ所だけではなく、全体的に支えられるものがおすすめです。布面積が大きいとかかる力が分散され、負担なく着用できるうえに安定感も高まります。また、ストラップは太めを選ぶとズレにくいでしょう。とくにバストサイズが大きい場合、ストラップが細いと肌に食い込んで痛く感じたり、肩こりにつながったりすることもあるため、そうした部分もチェックしましょう。

毎日続けやすい価格帯から選ぶ

ナイトブラは毎日寝るときに使うので、洗い替え用として最低でも2～3枚は用意したいところ。高価なもののほうが質が良い傾向にはありますが、安いナイトブラであっても毎日着用することでその魅力を実感できるため、自分にとって無理のない価格帯から複数枚用意しましょう。プチプラでも補正力が高いもの、デザインがおしゃれなものがたくさんあります。複数枚をセット購入することで、お得に手に入れられる場合も。