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【Angellir連載企画】体の中から始めるビューティ&ヘルス 第5回 美と健康のための腸活

最終更新日:2024年9月3日 | 公開日:2021年8月13日

腸が人間の要と言われるのはなぜ?

私たちの腸内には数千種類以上、約100兆個ともいわれる腸内細菌が存在しています。その腸内細菌は、善玉菌、悪玉菌、日和見菌の3つに分類されており、善玉菌が多くて悪玉菌が少ないほど健康な腸だといわれています。じつは腸って、食べ物の栄養を吸収して排出するだけの器官ではないのです!
「腸は、テニスコート一面分の長さがあると言われています。大腸だけでも1.5メートル。腸はたくさんの仕事を担っていて、一般的に知られる『消化』や『吸収』、それ以外にも『造血』『免疫強化』『代謝』『合成』『解毒』『排泄』など、私たちを生かすために24時間働いてくれています。つまり、人間が腸内菌環境を良くすることが、健康に直結するんです。卵子と精子が結合して、細胞分裂した時にできる真ん中の1本線。これが、腸。人間の最初にできる臓器が腸であることからも、腸は人間の要だと言われているんですね。
“三つ子の魂100まで”という諺があるように、腸内細菌叢も3歳くらいまでに出来上がります。3歳くらいまでにどういうふうに育てるかによって、その後の腸の強さも変わってきてしまうんです。赤ちゃんはいろんなものを舐めたり、お砂場で砂を口に入れたりしますが、それは、口からいろんな菌を獲得しようという本能。でも、今のお母さんたちは“汚いからやめて”と言っては除菌ばかりしていたり、口に入れる前に防いでしまったりしますよね。しかもコロナになってから、除菌傾向はさらに強くなってしまいました。確かにコロナや流行り病には気をつけるべきですけど、おかげで今の小さい子たちは免疫を獲得できずに育ってしまうのではないかと私はすごく心配なんです。どろんこで遊んじゃったりするくらいが本当はいいなと思うんですよね」

腸の大掃除のためにもファスティングは有効

小腸は病気に対して免疫を活性化させる機能を持ち、大腸が便と腸内細菌の溜まり場となります。そこで大腸が正常に働いていないと、腸内細菌によって“腐敗”が発生し、その腐敗物質が有害物質に変わったり、さらには腸壁を破って体内に入りこみ、様々な病気の成因になることも。
だからこそ大腸内の状況は、私達の健康と深い関わりがあるのです。腸に免疫力を高めてもらい、自然治癒力を身につける。そのためにもファスティングや週に一日だけ野菜のみで過ごす1DAYベジタリアンなどを取り入れ、腸をキレイにすることが美と健康には大切だと照井さんは言います。
「ファスティングで食べ物を入れずに水分だけを送ることによって、腸壁にへばりついたものがだんだんふやけていって剥がれていきます。人間も築年数が経てば経つほど、排水管が汚れていきますから、ときには大掃除することが必要なんです。小麦粉を使った食べ物を多く食べる現代人は、腸壁にべったりグルテンがへばりついています。そこをキレイにするすることで免疫力が上がり、アレルギーが良くなる方もたくさんいます。私は3回のファスティングで、花粉症がなくなりました」

いろんなタイプの乳酸菌をミックスで摂り入れる

「腸内細菌はまだまだ解明されていないことも多く、未知の世界でもあるんです。でも、だからこそおもしろい。私たちが真実だと思っている情報も、知らないうちに腸内細菌の研究の進化とともに変わっていくこともあるかもしれません。でも、菌活するにこしたことはありません。その中でも、善玉菌を増やしてあげることが大事。善玉菌の代表格が乳酸菌やビフィズス菌であるのは聞いたことがあると思いますが、じつは人間の腸の中はビフィズス菌が99%で、乳酸菌は残りの1%くらいなんです。大腸にいるのはほとんどが善玉菌であるビフィズス菌で、小腸には乳酸菌がいる。食べ物の消化に一番時間をかけるのが小腸だという意味では、乳酸菌を摂ることは私たちにとってすごくプラスになるんですね。また、乳酸菌にはたくさんの種類があり、同じ物ばかりを摂取していると耐性がつきやすいという特徴があります。なので、定期的に種類を変え、いろんなタイプの乳酸菌をミックスして摂るのをおすすめします。乳酸菌といえばヨーグルトを食べればいいのかと思う方も多いですが、やはりヨーグルトは脂肪も多く、動物性なので消化に時間もかかります。日本には発酵食品が豊富な国ですから、麹や漬物、納豆や味噌などの発酵食品から補えるといいですね」

キレやすい原因のひとつは腸内環境の悪さ

人間が食事で摂取するカロリーの40%近くは、次の食事の消化・吸収に使われるといいます。つまり、それだけ腸は休むことなく働いているということ。果物であれば数十分で消化できるのに対し、ステーキを一枚消化するのにかかる時間は、なんと10時間! 腸の働きを応援するためにも、食事をする際はよく噛んで唾液と混ぜることを意識したり、小食にして胃腸を休ませたり、ときにはあえて空腹の時間を作ることが重要なのです。その上で、発酵食品などから菌を摂取してゆくのがもっとも効果的とのこと。
「最近、更年期の影響もあってか、キレやすい高齢者が増えているようなんです。高齢の男性がキレやすい原因に多いのが、ひとつは更年期と、もうひとつは腸内環境の悪さだと言われています。つまり、頑固おやじは腸がヒドイことになっているんだと私は思います。本来、腸からセロトニンという幸せホルモンが90%出るはずなんですが、それが出ていないからイライラするんです。それはもう、ファスティングをして腸内環境を良くしてもらいたいところなんですけど、さすがに70歳以上の老人が突然ファスティングなんて無茶ですし(笑)。だからその場合は、家族が乳酸菌やビフィズス菌を食事に仕こんでおけばいいんです。以前、相談に来られた方のご主人が毎日イライラしていて、サプリも何も飲んでくれないというんです。じゃあ最後の手段として、乳酸菌飲料を飲ませてくれと伝えました。しかも、宅配してくれる高価なものです。そして奥様が一生懸命その乳酸菌飲料をすすめた結果、嘘みたいに優しくなったそうなんです。さすがに私も、その時は“やっぱり人間は腸内細菌にかなり支配されている”と確信しました。やっぱり腸内環境も、歳をとればとるほど悪くなります。腸壁に、老廃物がたまりますから。そうならないためにも、普段からファスティングを取り入れるとか、普段から食事に気をつけて野菜を多めにするといいですね。そして頑固おやじには、乳酸菌飲料を渡したらいいかもしれません(笑)」

菌活は美容面にとっても強い味方

ファスティングやサプリが難しい人は、こんにゃくやキノコ類、ねばねばした食材や海藻類を意識的に摂ることで、腸を掃除できると言います。そしてグルテンを持つ小麦を使った食べ物が好きな人は、腸の状況を気にかけて生活したほうがよいでしょう。トイレで用を足すたびに、自分の腸の状態をきちんとチェックすることが重要です。
「果物の果糖は消化吸収が早いので、春から夏の朝はフルーツを食べるといいですね。果糖は胃腸を通らずに舌下で吸収し、脳にエネルギーを送ってくれますから。最近ではそういったことがわかっている女性が多くなってきていて、“腸活”や“菌活”という言葉をよく聞くようになりました。菌活して自分の腸に合ったものを摂るようにするのは、すごくいいことだと思います。そこでおすすめなのは、自分のそばにある常在菌を摂取すること。昔の人は免疫力を上げるために和室の鴨居のホコリに常在菌がいることを知っていて、そのホコリを舐めたんだそうです。さすがに現代人にとってその行為は敷居が高いので、お母さんが手で混ぜているぬかみその漬け物やご家庭で作ったお味噌、素手で握るおにぎりから常在菌を得るのがおすすめです。もちろんご自身の手でもOKですよ。
菌活は健康だけではなく、美容面にとっても強い味方。善玉菌を常に優位にしておくことで血液もきれいになり、免疫力も上がります。肌トラブルもなくなりますし、肥満にもなりにくいため、スタイルの維持につながります。そして、腸と脳の関係性は深く自律神経を左右するので、気持ちが上がり、幸福感が増えていきます。正しい知識で菌活を行い、楽しい毎日を送ってほしいですね」

照井理奈(てるいりな)
美セルフケアコンシェルジュ協会 代表理事
和心統合医療協会 理事
新医学研究会 理事
ホリスティックサロン ユリシズボーテ主宰
合同会社リノン・スタイル 代表
2人の子供のアトピー性皮膚炎を自力で克服した経験から、食の大切さを痛感する。その後、ファスティングインストラクター、臨床分子栄養医学認定カウンセラー、生活習慣病予防指導士、分子整合栄養学、分子栄養学ダイエット、マクロビオティック、ベジマイスターなど多くの食分野を学ぶ。また、ダイエットを通してリンパや東洋医学の経絡を学び、耳ツボや顔ツボで自律神経の調律や身体の巡り改善、小顔リフトUPの指導者となる。最近では妊活が必要な方が多いことから妊活マイスターとして食や生活のアドバイスも行う。現在は、『3日食べなきゃ7割治る』等のベストセラージャーナリスト船瀬俊介氏が理事を務める「1DAYファスティング講座」の講座監修とメイン講師も務める他、白川太郎先生の『私は末期がんでも治します』や篠浦伸禎先生の著書『脳にいい5つの習慣』に取材協力として参加。主宰のサロンでは主にロシアの波動測定器メタトロンを使用し心身魂のバランスをチェックしながら不調や未病ケアの食や生活改善、病中病後の食事療法、妊活、ファスティングなどの個人セッションを行う。指導講座には『ファスティング講座』『腸!健康講座』『麹・味噌作り講座』『デトックス講座』『九星氣学&食とライフスタイル講座』『顔ツボリフレセラピスト養成講座』『瞑想と波動の整え方』など。

イラスト/和全 取材・原稿/川上きくえ

 

 

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