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- 2022.06.05

マスクメイク&おうちメイク第2回「マスクメイク~プライベート編~」

TAKAKO流 “プライベートマスクメイク”

プライベートメイク_before_after

「プライベートなお出かけをする時って、いつもよりおしゃれに気合いが入りますよね。メイクだって、もちそんそう。マスクをしていても“今日可愛いな”って印象づけるアイメイクには、カラーアイライナーやカラーマスカラがおすすめ。まだトライしたことがない人にもぜひ取り入れてほしいテクニックです」。

1.アイホール全体にハイライトをのせる

プライベートメイク_ハイライト

「アイホールに必ず仕込んでほしいハイライトには、リキッドタイプやクリームタイプが密着力が高くておすすめ。その後にパウダーアイシャドウをのせても崩れにくくなります」とTAKAKOさん。
シャンパンピンクのアイシャドウを薬指に取り、手の甲で軽くなじませてからアイホール全体にのせます。
この時に使用するアイシャドウは、リキッドまたはクリームタイプがベターですが、なければパウダーアイシャドウでもOK。

2.パープル系2色のメインカラーをのせる

プライベートメイク_アイシャドウ

パール感のあるライトパープル&ラベンダー2色のアイシャドウをブラシに取り、手の甲でまんべんなくなじませてからメインカラーをのせます。
二重の人は二重幅に、一重や奥二重の人はアイホールの下三分の一程度が目安です。ふわ~っと置いていくようにのせるのがコツ。

3.ネイビーのアイラインを引く

プライベートメイク_アイライン

ネイビーのリキッドタイプのアイライナーを引きます。目頭から目の幅にかけては、目とまつ毛の隙間を埋めるように細く引き、目じりは2~3mmほどスッとはねあげます。

4.“ラブトライアングル”にラベンダーをのせる

プライベートメイク_ラブトライアングル

TAKAKOさんが“ラブトライアングル”と呼んでいるのが、黒目の真下から目じりを囲むような三角形のゾーン。
ラベンダーのアイシャドウをブラシに取り、手の甲でまんべんなくなじませたらこの“ラブトライアングル”にのせます。
この部分に色味をプラスすることで目を大きく見せることができ、とくに一重&奥二重の人にはおすすめです。

5.ネイビーのマスカラを塗る

プライベートメイク_ネイビーマスカラ

まつ毛をビューラーでカールアップしたら、上まつ毛にネイビーのマスカラを塗ります。中央は上に向けて、目じりは外に流すようなイメージで。下まつ毛にも同じボルドーのマスカラを、中央は下に向けて、目じりは外に流すように塗ります。

6. “エロティックゾーン”にラメをプラス

プライベートメイク_エロティックゾーン

TAKAKOさんのいう“エロティックゾーン”とは、下まぶたの目頭から黒目の真下にかけてのゾーン。ゴールドのアイシャドウをブラシに取り、手の甲でまんべんなくなじませたら、この“エロティックゾーン”にのせます。
ゴールドのアイシャドウは、ややラメの大きいタイプのものがおすすめ。レフ板効果で目元が明るくなるだけでなく、光が当たるたびにキラッと輝いて、華やかに彩ってくれます。

プライベートメイク_完成

<使用アイテム>
すべてTAKAKOさん私物

<TAKAKOさんからの美メッセージ>

カラーアイライナー&マスカラで目にリボンをかけて!

カラーアイライナーやカラーマスカラはトレンドアイテムではありますが、ポップなイメージがあり、これまでトライしてこなかった人にはちょっとハードルが高く感じられるかもしれません。でもTAKAKOさんは以前からカラーアイライナー&マスカラ推奨派なんです。
「アイライナーやマスカラって、ひと昔前ならブラックが定番でしたよね。欧米では以前から普通に手に入れられたので、海外出張のたびに買い集めていました。最近では日本でもカラーアイライナー、カラーマスカラがだいぶ増えて、やっと時代が追いついてきた感じですね。
カラーアイライナー&マスカラというと、ポップに思われがちで、10代20代のメイクアイテムというイメージを持っている人もいると思います。でも、ネイビーやボルドー、パープルなら、思っている以上に大人のメイクにも取り入れやすいんです。
黒は日本女性が持っている色なので、取り入れ方によってはきれいに見せられるのですが、インパクトが強い分、実は扱いが難しくて、老け見えしてしまう。確かクレオパトラが言っていたという“黒は女を枯らす色”になりかねないんです。若々しく華やかな目元を目指すなら、むしろカラーアイライナー&マスカラのほうが安全。アイラインとマスカラの色を揃えるとまとまりやすいですが、慣れてきたらパープル×ネイビーとか、コンビネーションも楽しめます。
今や主流になっているブラウンのアイライナー、マスカラも上品で素敵ですが、プライベートシーンなら遊び心のあるメイクにトライして、いつもとちょっぴり違う自分に変身してみてください!」
 

マスクとアイメイクをコーディネイト!

マスク不足から一転、流通量が安定し、数多くのブランドからさまざまな素材、デザインのマスクが次々と発売されています。機能性はもちろん大切ですが、毎日身に着けるものだからこそ、ファッションとしても楽しみたいもの。そこで気になるのがアイメイクとのバランスです。
「冬場に流行するインフルエンザや風邪対策、春先の花粉症対策など、一年のうちしばらくマスクをすることが増える時期ってありましたけど、今は毎日しているという人がほとんどですよね。
免疫力はストレスを抱えると大きく下がるといわれていて、マスクをすることが辛いと感じてしまうと、それ自体もあまりよくないことだと思います。今はデザイン性の高いマスクもたくさん出ていますから、マスクをファッションとしてメイクとともに楽しむのもひとつの手ですよね。
白いマスクなら、今回ご紹介したように目元のメイクをいつもより華やかに仕上げると気分が上がります。カラーマスクならその色、柄のマスクなら柄の中の一色をアイメイクに取り入れると、顔全体のまとまりがよく見えますよ。
個人的には、とくに女性には黒いマスクはおすすめできません。モードでかっこよく見える反面、女性らしさは半減してしまうような気がします。せっかくのメイクにも、目が行きづらくなってしまいますしね。ともあれ、マスクも楽しんでしまうのが一番です!」
 

着用時間をコントロールして荒れないマスク習慣を

もう1年以上、残念ながらマスクを毎日つけることになったものの、その効果や正しい着用方法などについては諸説紛々、マスク習慣は人ぞれぞれという状態。ただ、男女問わず多く聞かれるのが“肌荒れするようになった”という声。ブツブツができてはなかなか治らない、という状態で悩んでいる人も多いようです。
「まずマスクを着けていると、ずっと肌に摩擦が起きている状態になります。摩擦は肌にとって大きな負担になるので、マスクと肌が触れている部分はどうしても荒れやすくなります。
肌トラブルを避ける一番の解決策は、マスクをつけている時間を極力減らすことだと思います。ソーシャルディスタンスにも1.8mとか2mとか諸説ありますが、あたりに人がいなければなるべく外すようにしましょう。マスクを首からぶら下げられるストラップや、マスクを収納できるポーチなどマスク関連のグッズも増えていますから、パッと取り出せるように準備しておくといいと思います。
たくさん汗をかく夏はもちろんですが、そもそも呼吸によって湿度が高くなるマスクの中は、冬場でもあまり衛生的ともいえないので、できれば一日数回つけかえるのもおすすめです。そこまで密にならない場所では、フェイスシールドを取り入れるのもいいですね。
いざ荒れてしまった時の応急処置としては、水素水やシリカ水など鎮静効果のあるお水で“水パック”を試してみてください。コットンをたっぷり水に浸し、荒れている部分に10~15分ほどパックします。スキンケアも低刺激で保湿力の高いものを使って、とにかく肌へのダメージを減らし、乾燥させないことが大切です」

Profile

TAKAKO

お仕事メイク_TAKAKOプロフィール

ロンドン、NYでメイクアップアーティストとして活躍後、帰国。『VOGUE』などの雑誌、広告、NYコレクションの表紙等を手掛ける。日本へのヘアメイクの第一人者の一人。そのグローバルなメイクテクニックは幅広い層に絶大な人気を誇り、モデルや女優はもちろん、政界に携わる人をも魅了。30年以上培ったノウハウを活かしたコスメをプロデュースするほか、近著『もう常識にはとらわれない! 50歳からのいい女』(かざひの文庫)など著書多数。メディアや公演・イベントなどを通じて、世の女性一人ひとりが輝く為の情報発信している。

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イラスト/和全 撮影/加藤タカミツ モデル/鈴木みら 取材・原稿/船津麻子